【2024】紀北町の年末港市!きいながしま港市の美味しいものレポート
2024.12.25
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この記事では、紀北町で開催される「年末きいながしま港市」についてまとめています。
・紀北町長島港の「年末港市」って?
・どんなお店があるの?
・買ったものをすぐに食べられるところはあるの?
・お土産におススメの商品は?
そのような疑問に、三重県紀北町に住んでいるわたしがお答えします!
・年末きいながしま港市について詳しく知りたい
・年末のお出かけスポットを探してる
・港市だけの特別なメニュー、商品について知りたい
そのような方向けに情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。
三重県紀北町の冬の風物詩「年末・きいながしま港市」とは
三重県紀北町は、都市部や関西、中京圏から最もアクセスしやすい熊野灘の漁港町です。
この地域の魅力を多くの人々に知ってもらいたいという思いから始まった「年末・きいながしま港市」は、今では三重県最大の港市として冬の風物詩となり、県内外から多くの観光客が訪れています。
今年で19回目を迎える港市は、紀伊長島港で開催され、紀北町の名物を中心に29店舗が出店。多くの商品が港市限定の特別価格で提供されます。
■開催情報
・期間:2024年12月21日(土)~12月30日(月)
・営業時間:
- 平日:9:00~13:00
- 土日・最終日:9:00~14:00
・駐車場:1,000台完備
■購入できるもの
新鮮な海の幸を中心に、紀北町の特産品が豊富にそろいます。
- 新鮮な魚介類(伊勢エビ、マグロ、ブリなど)
- 地元加工品(さんまの丸干し、生節などの干物)
- 特産品(牡蠣寿司、サンマ寿司など)
【紀北町】年末恒例の港市のおすすめ10選
①買った魚介を無料貸し出しの七輪で食す!
海の真横という絶好のロケーションで楽しめる無料の七輪貸し出しサービスをご紹介します。
会場で購入した新鮮な魚介をその場で焼いて味わうことができ、毎年多くの人で賑わっています。
会場周辺の店舗では美味しい海の幸が勢ぞろい。
はまぐり1ネット1,000円/ツヅラト茶屋
かます開き4枚500円/丸富商店
あじみりん一盛500円/丸富商店
ご利用は1組45分までとなっており、特に週末は30組もの待ち列ができることもある人気ぶり。混雑を避けたい方は、比較的空いている平日の利用がおすすめです。
なお、雨天時は中止となる場合がありますので、天候にはご注意ください。
海を眺めながら、新鮮な魚介の香ばしい匂いと共に、特別な食事のひとときを過ごせる素敵なスポットです。
②何匹持って帰れるか!?鮭の袋詰め|誠洋水産
ビニール袋に冷凍の鮭を詰め放題でなんと1,000円!
お客さんたちは、ビニール袋にどうすれば鮭をたくさん詰められるか、横向きにしたり縦向きにしたりと工夫を凝らします。
冷凍の鮭に触れて手が冷たくなっているのも忘れてしまうほど、皆さん夢中になって挑戦しています。
この詰め放題は朝9時からスタートしますが、先着順で数に限りがあります。
挑戦してみたい方は、ぜひ早めに会場へお越しください。
③SDGsの先駆け!!揚げたてのマンボウのナゲット|ヤマショー
紀北町の特産品・マンボウを活用した革新的なメニュー「マンボウのナゲット」をご紹介します。
このナゲットは、地元企業ヤマショーが未利用魚の有効活用という観点からSDGsを意識して開発した商品です。
マンボウは昔から地元で食べられてきた食材でしたが、「もったいない」精神から商品化を目指し、試行錯誤の末に完成したのが、マンボウのすり身と特製の粉を使用したこのナゲットです。
鶏肉のような食感と歯ごたえが特徴で、揚げたての美味しさは格別。
さらに、チキンナゲットの約半分という低カロリー(約190カロリー)なので、ダイエット中の方にもおすすめです。価格は500円です。
また、マンボウを使用したカレーも販売中で、牛の赤肉のような食感が楽しめます。こちらは800円で、道の駅マンボウ、道の駅みやま、始神テラスでも購入可能です。
さらに、たまり醤油に漬け、干した後に燻製にした太刀魚骨せんべいも注目の商品です。
濃い味が特徴で、そのまま食べるだけでなく、粉末にしてご飯のふりかけやサラダのトッピングとしても楽しめます。港市での特別価格は600円となっています。
④紀北町ならでは!ひろめ(海藻)の味噌汁|石原商店
紀北町の特産品として注目されているのが「ひろめ」という海藻です。
紀伊長島から和歌山にかけての限られた海域にのみ生息する大変珍しい海藻で、全国でもわずか5、6箇所でしか確認されていない激レアな食材です。
地元では日常的に食され、わかめの代用として使用している家庭もあります。
ひろめの特徴的な点は、その生育環境の厳しさにあります。
一般的なわかめが低水温で成長するのに対し、ひろめは水温が低すぎても高すぎても育つことができず、限られた水温帯でのみ生息が可能です。
栄養面でもすばらしい点が多く、ねばねば成分の「フコイダン」がわかめの5倍も含まれています。
さらに、めかぶに含まれる成分も葉の部分に含有されており、美容効果も期待できるスーパーフードとして注目を集めています。
食感はコリコリとして独特で、特に味噌汁との相性が抜群です。
港市では、ひろめだけをシンプルに使用した味噌汁を1杯200円で提供しており、週末には1日200杯以上も売れる人気ぶり。
温かい味噌汁と共に楽しむひろめは、冷えた体を温めてくれます。
お土産として購入することもでき、1袋400円、さらにお得な3袋セットが1,000円という港市限定の特別価格で販売されています。
他の販売場所と比べてもリーズナブルな価格設定となっています。
⑤港市スタッフに人気のフワフワたこ焼き|つゆたま
港市の多彩な食べ物の中で、毎年イベントに携わるスタッフたちに特に人気なのが、意外にもたこ焼きです。
特におすすめは「ごま油しお味」で、香り高いごま油と絶妙な塩加減が、さっぱりとした美味しさを生み出しています。
ふんわりとした生地は何個でも食べられてしまうような軽い食感が特徴で、味のバリエーションも豊富です。
ソースマヨネーズ、塩ソースマヨネーズ、しょうゆマヨネーズ、ポンズマヨネーズ、ごま油しお、わさびマヨネーズと、個性豊かな6種類が用意されており、どれも8個入りで600円となっています。
⑥お土産には生節(なまぶし)|上保商店、マルサ海産
この地域の特産品として知られる「生節」は、柔らかくほぐして食べる鰹節の一種で、お酒のおつまみとして最適な逸品です。
製造工程は地域独特のもので、カツオを下ろし、お湯にかけて骨を取り、火山(ひやま)で蒸すという手順で作られます。
真空パックで販売されており、1/2サイズや1/4サイズなど、用途に応じて大きさを選べるのが特徴です。
濃厚な味わいはそのままでも十分美味しく楽しめますが、マヨネーズを添えて食べるのも人気の食べ方です。地元では、マヨネーズに一味を加えたり、醤油を組み合わせたりと、それぞれが好みの味付けを見つけて楽しんでいます。
活用方法も多彩で、包丁で鉛筆を削るように薄くそいでフレーク状にしてご飯に混ぜたり、大根の葉と和えたりして楽しむ方法も。
さらに、カツオの角煮の材料として使用すると、美味しく時短にもなるという、少し贅沢な使い方も地元では親しまれています。
味付き生節も用意されており、価格は500円から800円とさまざまです。
⑦お土産も豊富!丸徳誠洋(せいよう)水産
鮭の詰め放題を行っている丸徳誠洋水産は、お土産品も充実しています。
スタッフのおススメは魚介がパックいっぱいに入った海鮮鍋セット1,000円です。
人気の高い鮭・むきエビセット(7,000円)は、午後には完売してしまうほどの人気商品。
これを購入したい方は朝早くからの来店が必須となっています。
その他の注目商品として、500円の赤エビや1,000円の鮭のハラスがあります。
ハラスはフライパンでも簡単に調理できますが、油が豊富な部位のため「魚焼き器の使用」がちょうど良いそうです。
⑧第十八甚昇丸(じんしょうまる)
Visonにも出店している甚昇丸はとにかく商品の種類が豊富です。
スタッフいちおしは深海で捕れるガスエビ丼 1,300円
ガスエビの天むす。2個500円。
魚介の出汁がきいているカレーうどん
川魚の鮎まで!あゆの串焼き600円。
⑨紀北町ならでは!サメみりん、マンボウみりんの干物|丸政海産
丸政海産では珍しいサメの干物も提供しています。
使用されているのは「ドカブカ」と呼ばれるメジロザメで、サメの中でも特に臭みが少ないのが特徴です。
冷めると固くなる性質があるため、食べやすい薄切りでの販売となっています。
また、先ほどご紹介したマンボウの干物も人気商品の一つ。その食感は鶏肉とイカの中間のような独特の弾力があり、200円からという手頃な価格で楽しめます。
どちらの干物もみりん風味に仕上げられており、お酒のおつまみとして最適です。
これらの干物は、お土産として持ち帰るのはもちろん、その場で無料貸出の七輪で焼いて味わうこともでき、紀北町での思い出作りにぴったりです。
なお、取材時にはびんちょうマグロを販売していましたが、29日、30日には新鮮な本まぐろが新たに入荷される予定とのことです。
⑩ワンちゃんごはん/マルキ商店
マルキ商店では人間が食べても安全な完全無添加のドッグフードを販売しています。
特に鯛と鯵を使用した商品は、ドッグフードとしては珍しい食材とのことで、多くの飼い主さんから支持を得ています。
港市限定で6個セットと10個セットの割引価格が設定されており、お得に購入できます。
なお、イベント会場内はペットの入場が禁止されていますので、ワンちゃんは会場外でお待ちいただく必要があります。
紀北町・紀伊長島漁港へのアクセス
【徒歩】
JR紀伊長島駅から20分
【車】
名古屋から車で2時間
大阪から車で2時間40分
【高速バス】
JR紀伊長島駅前下車後徒歩で会場へ
名古屋から約3時間
Visonから高速バスで約1時間15分
高速バス時刻表:https://www.sanco.co.jp/highway/nankinagoya/time#p2
台数に限りがあるので予約できない可能性もありますが、歩くのが大変な方には紀北町内限定の予約制タクシー『えがお』もあります。
※12/29~1/3までは年末年始につき休業。
おでかけ応援サービス:https://www.town.mie-kihoku.lg.jp/material/files/group/8/0308egao.jpg
【まとめ】
この記事では、三重県紀北町の『年末きいながしま港市』についてまとめました。
ここでご紹介したお店以外にも紀北町の年末港市にはラーメンやケバブ、唐揚げ、スイーツなど、美味しいお店がたくさんあります。
実際に足を運べば、食べたいものや買いたい物が絶対に見つかります!
そして、絶対に食べるべきメニューは以下の通りです。
- 七輪で食べる魚介
- マンボウのナゲット
- ひろめの味噌汁
- サメとマンボウの干物
人気商品は売り切れてしまうので、早い時間に行くことをおすすめします。
上保商店から脱走中のあわびです。こんな新鮮な食材を探しに来てみませんか?
紀伊長島港の場所は、紀伊長島インターから車で10分のアクセスしやすい場所にあります。
年末のおでかけに紀北町まで足をのばしてみてはいかがですか?
ちなみに、
- 伊勢神宮から車で50分
- Visonから車で35分
となっておりますので、朝から港市を楽しんだ帰り道に、観光や一休みに立ち寄るのもおすすめです!
紀北町 井上幸子
紀北町/海の魅力づくりコーディネーター
福岡県出身、三重の自然が恋しくてマニラから紀北町にUターン。現在、地域おこし協力隊でブルーツーリズム担当しています。道瀬トンネルから長島方面に向かって見る海の景色や秀のお刺身定食など漁村ならではの魅力がある紀北町。海だけでなく、山が黄緑の新緑の季節も美しいです。自然豊かな紀北町でお待ちしております。
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